おはようございます。
復習のためのまとめ。
牛乳を飲むと骨が弱くなる?って本当?
ってとこ追求。
牛乳を飲むと骨が強くなる、カルシウムが取れると一般的な公的機関では言われています。
本当にそうなのか?
統計上は牛乳を飲んだ子のほうが骨粗しょう症になるリスクが高いと言われています。
このデータには賛否両論ありますが、あくまでも私が学んだ見解からのお話をしますね。
牛乳の中にはカルシウムが豊富に含まれているのに牛乳を飲んでも摂取できず、むしろその摂取したカルシウムが悪さを起こしてしまうという現象が起きるんです。
その理由は・・・
理由1:Caは摂取してもMgと一緒に取らないと、骨に移らないから。
牛乳100mlに対してカルシウム100mgに対してマグネシウムは10mg程度に過ぎない。Caがきちんと働くためにはCaとMgが1:1の比率でなければ骨に吸収されない。
てことは・・Mg入りの牛乳があればまだマシなのかしら・・・とも思ったり。(ちなみに、Mgはニガリのような味。まずい)
理由2:身体が酸性に傾いて、Caが骨から血液に流れ出るから。
Caは必要に応じて、骨から流れ出る。(脱灰)。体が酸性に傾いたときに、人間本来の「弱アルカリ性」に戻そうとする力が働き、そのために脱灰が生じて、Caの力を持って弱アルカリ性に戻そうとする。役目を終えたカルシウムは再び血液から骨に戻る(再石灰化)。
人間の体は元々弱アルカリ性。
これを保っている状態が健康であって、酸性に傾くと病気をしやすくなっちゃう。
で、酸性のものを食べると、酸性になります。
『酸性食品』
肉類・魚介類・卵・穀類・砂糖・乳製品
『アルカリ性食品』
大豆製品・野菜・果物・海藻・きのこ
なんとなく、酸性=重いもの、アルカリ性=ヘルシーなものって感じですね。
この点を踏まえて!
牛乳を摂取すると・・・
⇨身体が酸性に傾く
⇨骨から血液にCaが出て行く
⇨身体をアルカリ性に戻そうとする
⇨役目をおえたCaが再び骨に戻る・・・←ここがしっかり動けばいいのだけれども、酸性に傾き過ぎて、Mgも足りなくって、それが追いついていないのが現状!!
そして、Caが再び骨に戻る「再石灰化」が起きず、骨軟化症、骨粗鬆症へと進んでいく・・・。
役目を終えたけれども、骨にも沈着できず、行き場を失ったCaちゃんたちは、別のところに沈着する(異所石灰化)。
それが血管に付着したりして、動脈硬化、心血管疾患など様々な不調を呼び起こす。
せっかく摂取したCaちゃんたちが悪者になってしまうんです。
理由3:牛乳にはリンが多く含まれていて、リンもCaとセットで働く。リン酸カルシウムとなり、排泄されるが余剰分は体内にどんどん溜まっていっちゃって新血管疾患や動脈硬化をもたらす。カルシウムとリンは2:1で働くのが理想だけれども、これまたリンが過剰すぎてカルシウムが追いついていない。
Caはしっかりと正しく摂取しなければこんなことになってしまいます。
そして
過剰すぎるリン、過剰すぎるカルシウム、足りないマグネシウム。
Caの摂取よりもMgの摂取を考えるべきですね。
こっから考えると、日本の給食でもCaよりもMgのようなミネラルを補給する方が急務だと思います。よく考えれば、その昔は玄米や大豆製品といったMg豊富な食卓だったのです。やっぱり和食が一番。
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